記録を残すということ

ざっくばらん

2023年09月11日 16:12

2003年、パソコンが家庭に普及する中、Appleから廉価なPC「Perfoma」を発表。Mac上で音楽を作りたかった当時にすぐ購入し、その流れで頭に沸いてきた曲をがむしゃらに音に表現していた時期がありました。

SNSというものはまだPC上で音楽仲間が集うようなコミュニティしか存在せず、そこで友達となった者同士でグループになったり、オフ会があったりした時代です。

そんな最中に君臨していた巨大楽曲公開サイト「myspace」がありました。
世界に聴いて欲しいと思う半面、データ保存する気持ちで、ある程度作り貯めた音楽ファイルをそこにアップしていました。全盛期だった2003年から2005年辺りのファイルは全てアップしました。

しかし、2019年に、myspace側によるサーバ移行の最中に、「サーバ内の楽曲データ約12年分を消失した」という衝撃的なニュースが飛び込んで来ました。もちろん、自分の楽曲もそれに当てはまり、愕然としました。現在でもページはありますが聴くことが不可能となっています。

もちろんデータのバックアップは手元にありますが、高音質なデータは2003年当時に保存したMOにしかありません。粗いデータのコピーはCDにあるかもしれませんが、高音質となると、今から発掘が厄介なのです。

世間ではYouTubeを含むSNS体制が基本になっていて、作ってはアップするペースも速く、そして莫大な容量となっているはずです。
この動作が当たり前になった今こそ、この「myspace」の教訓を思い出す時なのかもしれません。
時として、各日に後世に残る紙や円盤などのアナログに立ち返ることの重要性も考えられるわけです。
この記事を見て、いま本当に思い知らされている感じです。

自分で公開したYouTube動画をバックアップせず、ただ公開しただけでは、myspace的には良くない行為ではないでしょうか。
これを教訓に、自分の手元にも「YouTube studio」で管理しているだけでなく、ダウンロード可能なうちに自分のPCあるいは円盤にすることも視野に入れていく必要がありそうです。

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