たまりば

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往年のアナログ機〜いまでも通じる素質

1980年代といえば、FM雑誌を買って、週刊番組表をチェックして、欲しい音楽をカセットテープに記録する、
いわば、「FMエアチェック」なる時代。

コツコツ貯めたお金で、あらゆるお気に入りのメーカーを集結させ、フルコンポを揃え、自分だけのサウンドに酔いしれた時代でもありました。
サンスイ、トリオ、ソニー、ビクター、マクセル等々、自分好みの単品で作り上げた学生時代。

しかし、独立してからは、環境の変化もあって、フルサイズコンポの置く場所に限りが生じ、泣く泣く手放す羽目になってしまいました。
手元にはもうすぐコンポが消えかかっていた矢先、1993年に登場したのは、ミニコンポでもなく、フルサイズコンポでもない、ほぼ中間にあたる存在が現れました。それが、ケンウッドから発売された新しいコンセプトのコンポ、「K's」。
往年のアナログ機〜いまでも通じる素質
往年のアナログ機〜いまでも通じる素質

フルサイズの幅がだいたい430〜440mm、ミニコンポが200mmほどだったと記憶しているが、このシリーズは270mmの筐体に贅沢な素材を使っていたことで話題。現代でも通用すると言われているほどだと、最近知った時は、少し嬉しくなりました。

あらゆるコンポはデジタルに置き換えられましたが、このセットだけは、今でも健在に残っていて、しっかり起動。
売らなくてよかった、と、気持ち的に優越感を感じました。

要らなくなったら捨てる、という概念が、少しだけ変わった瞬間でもあります。
必要性がなく、使わない時間が長くなればなるほど、一瞬というか、あっという間だったって感じです。

今は、昔みたいに気に入ったら買う、とかではなく、考えて買ってから、じっくりと時間をかけるってことに気持ちを置き換えようと思います。


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