ここに来て「フル視聴」
自分の楽曲は、どこかに貯蔵する必要があった。
自分が作ったものだから、何か手段を考えて長きにわたり保存したい、という気持ちの矛先が、
ソーシャル・ネットワーキング・サービスである「MySpace(マイスペース)」。
これがとんでもないことになってしまった。
2003年当時、数少ない音楽配信サービスで、世界中のアーティストが挙ってこの場所にデータを送り込んでいた。
自分も、ヤマハの音楽配信サービスが廃止になってから、彷徨の毎日。
そこに、
「共通の話題を持つユーザと交流するグループ、音声ファイルや画像ファイルの公開、会員間でのメールの送受信など会員同士の親交を広げるサービスを提供」
などと記されていれば、もうここに行くしかない。
今までの楽曲を全てフルコースでアップし、貯蔵することを誓った。
しかし、事件は起きた。
「2019年3月15日、米MySpaceは2018年に行ったサーバ移行の際に、2003年から2015年の間にアップロードされた写真、ビデオ、およびオーディオファイルが失われたことを認めた。消えた楽曲は5000万曲以上にも及ぶと報じられた。」
要するに、自分の楽曲をも消失していたことになる。
サムネールやリストは全て残されているが、肝心の音楽は聴くことができない。
そんなのアリ?
現在のサイトは、重いことを承知で、「myspace」の次の場所と考えて、フル視聴とした。
これは、聴いて頂く人のためでもあり、自分自身のためでもある。
現在は音楽配信だけでなく、動画配信などのサービスが充実しているから、
そんなに怯えることは少なくなったけど、
生きているうちは、なんとか収めておきたいと思う。